平田　男子40位　前回結果上回れず／女子28位　一丸粘り追い上げ　／島根

1区21位と健闘／4区・5区で挽回

　倉敷（岡山）が大記録で4年ぶりの栄冠をつかんだ――。男子第73回、女子第34回全国高校駅伝競走大会（毎日新聞社、日本陸上競技連盟、全国高校体育連盟など主催）が25日、京都市右京区のたけびしスタジアム京都（西京極陸上競技場）を発着点に男子7区間42．195キロ、女子5区間21．0975キロのコースであり、男子で45年連続45回目の出場の倉敷が高校国内国際最高記録と大会記録をいずれも8秒更新する2時間1分10秒で4年ぶり3回目の優勝を飾った。女子は24年連続24回目の出場の興譲館（岡山）が1時間9分34秒で8位に入り、前回5位に続く2年連続入賞。山陰勢は男子で初出場の八頭（鳥取）が2時間9分55秒で34位、3年連続3回目の出場の平田（島根）は2時間11分18秒で40位、女子で12年連続14回目の出場となる平田（島根）は1時間13分6秒で28位、4年連続5回目の出場の鳥取城北（鳥取）は1時間15分24秒で41位だった。【来住哲司、山口一朗】

岡山・倉敷に栄冠

　1区（10キロ）は西脇工が独走し、倉敷のエース・南坂柚汰（3年）は2位集団を形成。「スローペースに足が慣れて、最後に離された」と反省したが、西脇工と23秒差の5位につけた。2区（3キロ）・植月俊太（3年）が3位に上げ、3区（8・1075キロ）でサムエル・キバティ（2年）が22分30秒の区間新記録でトップに浮上。「区間新はうれしい。びっくりした」と喜んだ。その後もリードを広げ、後続に47秒差でフィニッシュしたアンカー・檜垣蒼（2年）は「みんなが頑張り、優勝できてよかった」と顔をほころばせた。

鳥取・八頭は34位

　八頭は1区で山田雅貴（3年）が25位につけ、2区の山本暖（2年）が区間20位タイで24位に。だが、3区で37位に転落。6区（5キロ）の山本光空（1年）が区間22位タイの走りで34位に上げた。

　平田は1区の田原匠真（3年）が21位につけた。しかし、2区で石飛翔悟（1年）が30位に下げ、その後も順位を落として4区（8・0875キロ）で40位に転落。結局、前回と同じ40位に終わった。

岡山・興譲館8位

　興譲館は1区（6キロ）で奥本菜瑠海（2年）が10人余りの先頭集団で走ったが、残り1キロで脱落。トップと24秒差の9位に「最低でも5位と思ったが、ラストで踏ん張れなかった」と悔やんだ。その後、チームは14位に落ちたが、4区（3キロ）で樋口美桜（2年）が区間7位で11位に上げ、5区（5キロ）でチェボティビン・カドゴ（3年）が区間5位の好走で8位に入った。前回成績を下回る結果に藤井裕也監督は「2区の細見芽生（1年）は昨夜腹痛だった。チームの成長した力を出してやれず、申し訳ない」と残念がった。

　平田は1区で森山紗仁美（2年）が34位と出遅れたが、4区の田辺心（3年）が区間12位タイと力走し、35位から30位に浮上。5区の本田琴弓（2年）も区間26位タイで順位を28位に上げた。

鳥取城北は41位

　鳥取城北は1区で河本乙花（2年）が42位。2区（4・0975キロ）以降は43位でレースを進めたが、5区で浜上小杏実（3年）が区間35位で順位を二つ上げて41位でフィニッシュした。