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漏えいの海自1佐「元司令官に強い畏怖」 厳しい上下関係、影響か

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海上自衛隊の1等海佐が特定秘密を漏えいした問題で、記者会見で処分を発表する酒井良・海上幕僚長=東京都新宿区の防衛省で2022年12月26日午後2時29分、幾島健太郎撮影
海上自衛隊の1等海佐が特定秘密を漏えいした問題で、記者会見で処分を発表する酒井良・海上幕僚長=東京都新宿区の防衛省で2022年12月26日午後2時29分、幾島健太郎撮影

 海上自衛隊で発覚した「特定秘密」漏えい問題で、防衛省は26日、当時の海自トップらまでを含めた処分に踏み切った。懲戒免職となり、特定秘密保護法違反容疑などで書類送検された幹部学校所属の井上高志・元1等海佐(54)は「(漏えい先の)元自衛艦隊司令官に強い畏怖(いふ)があった」と説明したとされる。当時、特定秘密などの情報を扱う部門を取り仕切っていた井上元1佐が漏えいした背景には、自衛隊特有の厳しい上下関係があったとみられる。

 防衛省によると、元司令官から「最新の情勢を把握するために情報を教えてほしい」と海自側に要望があったのは2020年1月ごろ。…

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