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藤井聡太王将「8冠、まだ実力足りない」 棋王挑戦決定後に会見

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「棋王戦挑戦者決定記者会見」で花束を手に笑顔を見せる藤井聡太王将=東京都渋谷区の将棋会館で2022年12月27日午後7時52分、幾島健太郎撮影
「棋王戦挑戦者決定記者会見」で花束を手に笑顔を見せる藤井聡太王将=東京都渋谷区の将棋会館で2022年12月27日午後7時52分、幾島健太郎撮影

 将棋の藤井聡太王将(20)は27日、棋王挑戦を決めた後に記者会見に臨み、「王将戦と並行して棋王戦五番勝負を戦う形になるが、しっかりよい状態を維持していい将棋をお見せしたい」と抱負を述べた。現在5冠の藤井は今後、全てのタイトル戦で防衛・奪取に成功すれば、最短で2023年秋に8冠独占を実現する可能性があるが、「まだまだ実力も足りない。現時点ではそれを目指すということではなく、少しずつ実力を高めていってその先にもしそれが見えてくれば、と思っています」と控えめなコメントに終始した。

 棋王初挑戦については、「前期までなかなか上に行くことができなくて、今までより上にいけたらいいなという気持ちで、最後まで挑戦を意識することはなかった。一局一局やっていった結果、挑戦につなげることができて非常にうれしく思っています」と喜びを口にした。今年の王将戦七番勝負以来の対決となる渡辺明棋王(38)の印象を「対局条件に合わせて作戦を練ってきて、中盤以降もこちらが気付かないような手を指されることが…

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【藤井聡太】

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