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他国からの武力攻撃が予測される事態で、沖縄県宮古、八重山両地域の住民や観光客を民間の航空機や船舶で九州に避難させる場合、1日当たり最大で約2万500人を輸送できると県が試算した。最大の輸送力を連日確保できると仮定しても、住民と観光客計約12万人の避難には単純計算で6日程度かかることになるが、緊迫した事態で避難が想定通りに進むかは未知数だ。台湾有事の可能性が指摘される中、県は2023年3月に図上訓練を実施し、課題を洗い出す。
宮古、八重山両地域は沖縄本島と台湾の間に位置し、その中間点よりも台湾寄りに大小の有人島が点在する。21年1月時点で、宮古地域は宮古島市と多良間村に住民計5万6680人、八重山地域は石垣市と竹富町、与那国町に計5万5845人が暮らす。
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