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第72期王将戦

第72期ALSOK杯王将戦の特集ぺージです。記事、動画、棋譜、写真特集などで歴史的対決の様子をお伝えします。

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藤井聡太王将と羽生善治九段 今年の戦績に見る「強み」と進化

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羽生善治九段(左)と藤井聡太王将
羽生善治九段(左)と藤井聡太王将

 “令和の王者”藤井聡太王将(20)に“平成の王者”羽生善治九段(52)が挑む第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)が、2023年1月8日、静岡県掛川市で開幕する。藤井王将は11回のタイトル戦をすべて制し、ここまで敵なし。一方、歴代最多のタイトル通算獲得数99期を誇る羽生九段は、挑戦者決定リーグ全勝で7期ぶりに王将戦の舞台に登場する。藤井王将のタイトル戦不敗神話が続くのか、羽生九段がタイトル100期目奪取を達成するのか。両者の最近の戦いぶりを三枚堂達也七段(29)の分析を交えて振り返り、“新旧王者対決”の行方をうらなう。【丸山進】

羽生九段 駒を大きく使う

 羽生九段が全勝で駆け抜けた王将戦リーグ。その勢いを決定づけたポイントはどこにあったのか。三枚堂七段は「永瀬拓矢王座戦と糸谷哲郎八段戦で、終盤まで競り合う際どい勝負を勝ちきったのが大きかった」と振り返る。

 まず、糸谷八段戦から見てみよう。羽生九段は竜を敵陣に作って敵玉に迫ったが、「攻めに使…

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【第72期王将戦】

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