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将棋・羽生善治九段の復調 AIと対話、理解深める=丸山進(東京学芸部)

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王将戦リーグを全勝で終え、記者会見する羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で11月22日、前田梨里子撮影
王将戦リーグを全勝で終え、記者会見する羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で11月22日、前田梨里子撮影

 永世7冠を達成して長らく将棋界のトップに君臨してきた羽生善治九段(52)と、史上最年少で5冠を達成してタイトル戦敵なしを誇る藤井聡太王将(20)との夢のタイトル戦が、年明けの1月8日に静岡県掛川市で開幕する第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)で実現する。羽生九段はここ2年はタイトル戦から遠ざかり、2021年には年間勝率3割台と低迷して、今後の登場があるかどうかも危ぶまれていただけに、夢のカード実現には胸が躍る思いだ。

 22年の羽生九段は復調を見せた。王位戦リーグでは最後まで挑戦者争いに絡み、棋王戦では決勝に進み、挑戦権獲得にあと少しまで迫った。

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