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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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スーチー氏の裁判終了 全19件で有罪認定、刑期計33年に

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アウンサンスーチー氏=東京都千代田区で2019年10月23日午前10時36分、根岸基弘撮影
アウンサンスーチー氏=東京都千代田区で2019年10月23日午前10時36分、根岸基弘撮影

 クーデターで全権掌握した国軍の影響下にあるミャンマーの首都ネピドーの裁判所は30日、政権与党だった国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏(77)に対し汚職防止法違反で禁錮7年の有罪判決を言い渡した。今回の判決で、国軍がスーチー氏の拘束理由としていた国家機密法違反や刑法違反など訴追された全19件で有罪認定されたことになり、禁錮と懲役を合わせた刑期は計33年となった。

 スーチー氏は控訴できるが、控訴が実現しても判決や量刑の抜本的な見直しは見込めない状況で、地元メディアなどは裁判は事実上終了したと伝えている。国軍は2023年8月までに総選挙を行うと表明しており、長期刑を科すことでスーチー氏の政治的影響力をなくし、親軍派の政権樹立を目指すとみられている。

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【ミャンマークーデター】

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