「地響きもなく気付かなかった」 山形・鶴岡土砂崩れ、2人不明

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斜面が崩れて住宅などが巻き込まれた現場周辺=山形県鶴岡市で2022年12月31日午前8時39分、本社機「希望」から幾島健太郎撮影
斜面が崩れて住宅などが巻き込まれた現場周辺=山形県鶴岡市で2022年12月31日午前8時39分、本社機「希望」から幾島健太郎撮影

 31日午前1時ごろ、山形県鶴岡市西目で「住宅が崩れている」と通行人から110番通報があった。山形県警などによると、斜面が幅約100メートル、高さ20~30メートルにわたって崩れて住宅や空き家など約10棟が巻き込まれ、住人の80代男性と70代女性の夫妻と連絡が取れていない。警察や消防のほか、県から災害派遣の要請を受けた陸上自衛隊が130人態勢で捜索を行っている。県は鶴岡市に災害救助法を適用した。

 地区には夫妻を含めて8世帯22人が暮らしており、20人とは連絡が取れている。このうち70代の男性と60代の女性は土砂崩れに巻き込まれたが救助され、命に別条はないという。鶴岡市は安全のため避難指示を出し、住人らはいったん近くの金山公民館に避難したが、長期化が見込まれることもあり親類や知人宅に移ったという。

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