特集

第72期王将戦

第72期ALSOK杯王将戦の特集ぺージです。記事、動画、棋譜、写真特集などで歴史的対決の様子をお伝えします。

特集一覧

挑戦者として挑む羽生善治九段「長年の経験値を反映できるか」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
第72期ALSOK杯王将戦の挑戦者に決まり、藤井聡太王将とのタイトル戦を前に意気込みを語る羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で2022年12月12日、幾島健太郎撮影
第72期ALSOK杯王将戦の挑戦者に決まり、藤井聡太王将とのタイトル戦を前に意気込みを語る羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で2022年12月12日、幾島健太郎撮影

 藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑む第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)が8日、静岡県掛川市で開幕する。“令和の王者”藤井王将と“平成の王者”羽生九段が初めてタイトル戦で勝負する歴史的な一戦。開幕を前に、羽生九段が意気込みや藤井王将の印象を語った。【聞き手・丸山進】

 王将戦の開幕を前に藤井王将や羽生九段、両者にゆかりのある棋士に意気込みや展望を聞きました。
 藤井聡太王将、初防衛に向け「昨年とは違った景色を見たい」
 七番勝負を森内俊之九段が展望 「羽生九段は最新型研究している」
 “藤井キラー”深浦康市九段が考える「王将に勝つ方法」
 (有料会員に登録いただければすべてをお読みいただけます)

お祝いのメッセージに「ちょっと複雑」

 挑戦が決まって、お祝いのメッセージをたくさんいただきました。挑戦者になってこんなに「おめでとうございます」と言われたのは初めて。ちょっと複雑な心境です(笑い)。藤井さんとのタイトル戦は「実現できたらいいな」とずっと前から思っていたので、今回は本当にうれしいです。「タイトル獲得通算100期」は、もちろん実現できたら素晴らしいのですが、近付いている実感は全くないので、意識はしていません。

 王将戦リーグは接戦や苦しい将棋も多かったのですが、幸運がいくつもありました。例えば、負け気味と感じていた永瀬拓矢王座戦では終盤、たまたまいい組み合わせの受けの手順がありました。糸谷哲郎八段との対局も、最後の最後まで負けかと思っていましたが、秒読みの中でいい手が見つかり、印象に残っています。

 研究に人工知能(AI)を取り入れて3、4年になります。いろいろな手を提示してくれるので、発想の幅を広げたりアイデアの引き出しを増やしたりするために使っています。AIの登場で覚える量や考えるべきテーマが増えましたが、丸暗記ではかえって誤解や記憶違いをする恐れがあります。AIで全体像を理解したりパターンを増やしたりする、というアプローチをしています。

「将棋の歴史になかった」藤井王将の歩み

 昨年度から自分なりに戦い方を試行錯誤してきましたが、当初はあまりいい結果が残せませんでした。今年度は結果だけを見れば、いい方向に進んでいるのかな。今の時代、「この作戦ができたからいい」ということでもないので、横…

この記事は有料記事です。

残り520文字(全文1540文字)

【第72期王将戦】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集