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第72期王将戦

第72期ALSOK杯王将戦の特集ぺージです。記事、動画、棋譜、写真特集などで歴史的対決の様子をお伝えします。

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七番勝負を森内俊之九段が展望 「羽生九段は最新型研究している」

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インタビューに答える森内俊之九段=東京都渋谷区の日本将棋会館で2022年12月15日、長谷川直亮撮影
インタビューに答える森内俊之九段=東京都渋谷区の日本将棋会館で2022年12月15日、長谷川直亮撮影

 ついに両雄が激突――。2022年の王将戦七番勝負を制して史上最年少で5冠に輝いた藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖。これまでタイトル戦に11度出場して無敗を続ける「絶対王者」藤井王将と、タイトル通算99期で永世7冠の「レジェンド」羽生善治九段(52)が1月8日から始まる第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で初めて対戦する。将棋界きってのスター同士の注目の戦いはどうなるのか。十八世名人の資格を持ち、羽生九段のライバルとして幾多の名勝負を繰り広げてきた森内俊之九段(52)に聞いた。【聞き手・武内亮】

 王将戦の開幕を前に藤井王将や羽生九段、両者にゆかりのある棋士に意気込みや展望を聞きました。
 藤井聡太王将、初防衛に向け「昨年とは違った景色を見たい」
 挑戦者として挑む羽生善治九段「長年の経験値を反映できるか」
 “藤井キラー”深浦康市九段が考える「王将に勝つ方法」
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「研究の跡」うかがわせる羽生九段

 ――羽生九段が今期の王将戦リーグで6戦全勝の好成績を収め、藤井王将への挑戦権を獲得しました。羽生九段の戦いぶりをどう見ましたか。

 ◆王将戦リーグは例年、上位の棋士が勢ぞろいするリーグ戦で、一局一局レベルの高い戦いが繰り広げられます。今回も渡辺明名人(38)や永瀬拓矢王座(30)といったタイトルホルダーがいる中、誰が勝ち上がるか注目して見ていました。王将戦リーグは、対局の間隔が短く、勢いにのった人がそのまま勝ち抜けるようなイメージのあるリーグ戦ですが、羽生さんは前半戦で連勝を重ね、そのまま無傷で走り抜けました。大変素晴らしい戦いぶりだったと思います。

 ――羽生九段は、在籍が7人で「一番厳しいリーグ」とされる王将戦リーグを勝ち抜いたわけですが、特に印象に残ったのはどの対局でしたか。

 ◆永瀬王座との対局ですね。この将棋は、角交換腰掛け銀の戦型になりました。研究が進んでいる戦型と…

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【第72期王将戦】

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