全国から生徒集う“おと高”の魅力 冬は極寒 過疎の村になぜ高校?

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玄関を入ってすぐのホールに飾られている卒業制作=北海道音威子府村の北海道おといねっぷ美術工芸高校で、山本直撮影
玄関を入ってすぐのホールに飾られている卒業制作=北海道音威子府村の北海道おといねっぷ美術工芸高校で、山本直撮影

 全国唯一の全日制村立高校が人口約670人と北海道で一番小さな村、音威子府(おといねっぷ)村にある。北海道おといねっぷ美術工芸高校(通称・おと高)。人口規模だけで見ると、奈良県の下北山村や黒滝村、島根県・隠岐の知夫村(ちぶむら)が自前の高校を持っているようなものだ。雪深い過疎の村に、いかなる経緯でおと高が生まれ、どんな役割を果たしているのだろうか。そして生徒たちはどんな学校生活を送っているのか。それが知りたくて昨年10月、現地を訪ねた。【山本直】

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