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ファイルには、20年間「封印」されていた闘いの跡が確かに記されていた。2002年、衆院議員だった石井紘基(こうき)氏が東京都世田谷区の自宅前で刺殺された。後には、独自の調査で政官業の癒着に切り込んでいた石井氏が集めた、段ボール63箱分の資料が残された。安倍晋三元首相が銃撃され亡くなった後、記者は石井氏が、安倍氏の事件で注目された教団の問題に取り組んでいたことを知り、その資料を開封した。そして1冊のファイルを見つけた。
石井氏は、1993年の衆院選で日本新党から出馬して初当選。民主党に所属していた3期目のさなか、右翼活動家に刺殺された。
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