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料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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日高良実さんのレシピ エビの塩ハーブ焼き

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エビの塩ハーブ焼き=尾籠章裕撮影 
エビの塩ハーブ焼き=尾籠章裕撮影 

今回のテーマ=テーブルを華やかに 

頭や殻はそのままで

 成人の日などお祝いの席に、有頭エビを使った一品はいかがでしょう。エビは、大ぶりのアルゼンチン赤エビを選びましたが、手に入りやすいブラックタイガーなどでもかまいません。ヒゲを取り、背わたを抜くなどの「掃除」をしますが、頭や殻はそのままで。取ると焼いたときに塩が入りすぎてしまいます。

 フライパンで温めながら、塩にオレガノの香りを移していきます。その塩で、エビに間接的に火を通します。強火にすると焦げるので注意しましょう。

 フタを開けた瞬間、ふわっとエビとハーブが香り、食欲をそそります。香りもごちそうです。フライパンごと食卓に出しても華やかでいいですね。

 こうして新聞で連載するのは初めてです。カジュアルで、作ってみたいと思っていただける料理を紹介していきます。ワタナベさん、読者の皆さん。楽しみにしていてください。

   ◇

 東京・南青山にある「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフ。日本の家庭にイタリア料理をさらに広げようと最近はYouTubeでも活躍。近著に「最強イタリアンの教科書」(世界文化社)。

材料

(2人分)

殻付きエビ(有頭) 大8~10匹

塩 300グラム

オレガノ(ドライ) 小さじ2

ハーブ(ローズマリー、タイム、ローリエ、フレッシュミントなど) 適宜

作り方

❶エビは殻付きのまま、竹串やつまようじなどを使って背わたを引き抜いて取り除く。尾のとがった硬い部分も外す。軽く洗って水気をふく。

❷フライパンに塩とオレガノ、ローリエを合わせて入れ、中火で徐々に温める。塩が温まってオレガノの香りがたってきたら上に①を並べ、エビに塩をまぶすようにしながら、塩ごと何度か上下を返して、塩で間接的に火を通す。エビの色が変わったらフタをし、ごく弱火にして5~6分蒸し焼きにする。

❸②にローズマリーの枝やミントなどのフレッシュハーブを加え、再度フタをし、火を止める。エビを皿に盛り、好みで切ったレモン(材料外)を添える。表面についた塩を落としながらいただく。フライパンのまま食卓に出してもよい。

(1人前131キロカロリー)

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