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「夜になると東京の方が赤く燃えているのが見えた」。
1912(大正元)年に生まれた池田久雄さん(110)は、100年前の23年9月1日に発生した関東大震災を記憶する一人だ。
当時10歳だった池田さんは東京から直線距離で約120キロ離れた、現在の群馬県渋川市に暮らしていた。初めて経験する揺れに恐れを感じ、自宅は危ないと近所のやぶに逃げ込んだ。家族や家は無事だったが、発生から2晩は東京方向が赤く染まっていたという。
現在、横浜市内で暮らす池田さんはその後の第二次世界大戦や高度成長など、激動の時代を生きてきた。「100年はあっという間だった。短かったね」と振り返る。
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