第72期王将戦　あす開幕　日本将棋連盟掛川支部長、島田掛川信用金庫理事長、「ゼロの会」会長の話　／静岡

見逃せない頂上決戦　日本将棋連盟掛川支部・中山雅夫支部長

　願ってもないゴールデンカードが実現した。今をときめく藤井聡太王将と羽生善治九段の対局は永遠に掛川の語り草になると思う。

　近年、将棋界はAI（人工知能）の影響を大きく受けている感がある。掛川対局では、AIの申し子のような藤井王将と桁外れの経験値を持つ羽生九段が、がっぷり四つに組むに違いない。これは絶対に見逃せない取り組みだ。

　掛川市では将棋によるまちづくりを目指して、王将戦を核にプロ棋士による将棋教室や将棋サロン開設などさまざまな事に取り組んできた。新年度からは中学校の部活支援に取り組みたい。小学校で育った将棋好きの子どもたちを将来につなげていく試みである。