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『アンドレイ・タルコフスキー オリジナル映画ポスターの世界』=井上由一・編

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『アンドレイ・タルコフスキー』
『アンドレイ・タルコフスキー』

 (DU BOOKS・3850円)

 「映像の詩人」と呼ばれ、ソ連時代に「僕の村は戦場だった」「ストーカー」「ノスタルジア」など映画史に残る8本を生み出したロシアの監督アンドレイ・タルコフスキー(1932~86年)。ロシアや日本、欧米など28カ国から集めた全作品のポスターや宣伝用写真(スチール)など300点以上を収録している。

 タルコフスキーの独特な世界観を表現しようと各国のデザイナーが工夫を凝らしたポスターは、デザイン性に富み、アートワークとして楽しめる。同じ作品でも日本のポスターがキャッチコピーをはじめ多くの情報を盛り込んでいるのに対し、ヨーロッパでは最小限のイメージで売り込もうとするなど国によってコンセプトが異なるのも面白い。

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