常磐線踏切事故、死亡は母と息子 父「入学控え制服を買いに…」
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茨城県笠間市小原にあるJR常磐線の踏切で電車と軽乗用車が衝突した事故で、命を落としたのは中学入学を控えて制服を買いに行く途中の母子だった――。残された父が8日、2人の仲の良さを毎日新聞に明かし、悲痛な思いを語った。
「妻は息子が中学生になるのを楽しみに」
事故が起きたのは6日午前8時ごろ。県警笠間署は7日、死亡したのは軽乗用車を運転していた近くのパート従業員、高安照美さん(50)と後部座席にいた息子の規稔(のりとし)さん(12)=小学6年=だったと発表した。死因は脳挫傷だった。
「私なんかではまねできないぐらい、10倍、20倍、息子をかわいがっていた」。夫、庸二郎さん(55)から見た照美さんだ。学校の冬休み中は毎日パート先から一旦帰り、長男で一人っ子の規稔さんと昼食を共にしていた。規稔さんも母親を慕っていたという。
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