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大阪湾の淀川河口付近に姿を見せたクジラは、出現から丸1日たった10日も湾内にとどまる様子が確認された。大阪海上保安監部によると前日よりも動きが少なく、船舶に衝突しないよう警戒を続けている。専門家によると背びれの形状などからマッコウクジラとみられ、生きた状態で大阪湾で目撃されるのは非常に珍しく、衰弱して群れからはぐれた可能性があるという。
一般財団法人「日本鯨類研究所」(東京都)の資源管理部門長、田村力さん(54)によると、マッコウクジラは北極から南極まで幅広く生息し、日本周辺では太平洋側で目撃されることが多く、西日本では紀伊半島沖や高知県沖などを回遊。雄は体長約15メートル、雌は約11メートルに成長し、水深1000メートル以上の深海に生息するイカや魚を主食にしている。今回は体長約8メートルで、若い個体か雌の可能性があるという。田…
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