「可愛い」だけでウサギは飼えない 「簡単」イメージ先行に警鐘

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つぶらな瞳が愛らしい、ネザーランドドワーフ=京都市南区で2022年12月27日午後1時25分、千金良航太郎撮影
つぶらな瞳が愛らしい、ネザーランドドワーフ=京都市南区で2022年12月27日午後1時25分、千金良航太郎撮影

 愛くるしいつぶらな瞳に、モフモフの毛並み。京都市南区にある、ウサギ専門のペットショップ「うさぎとわたし京都店」には8種10匹のウサギがケージに並んでいた。1番人気は、オランダに起源を持つ「ネザーランドドワーフ」。成長しても1キロほどにしかならない小柄な品種だ。

 新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要で、ペットとしてのウサギ人気が高まっている。犬や猫に比べると、鳴き声がなく散歩も必要ないなど、飼うのが簡単なイメージから人気を集めているという。

 店員の寺沢花穂さん(36)は「やはりコロナ禍でウサギを飼う人が増えた」と話す。客に飼う理由を聞くと「家にずっといるので癒やしがほしい」と話す人が多く、子どものいる家族や女性以外に、飼い始める独身男性も増えているという。SNSにも愛らしいウサギの画像があふれている。

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