伝統刃物、柴又の力に 料亭「川千家」で「菊和弘」展示販売 少量生産、切れ味と美しさ /東京

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帝釈天参道沿いに建つ川千家。あいにくの空模様の下、街歩きを楽しむ観光客らの姿があった=いずれも葛飾区柴又7で2022年12月6日
帝釈天参道沿いに建つ川千家。あいにくの空模様の下、街歩きを楽しむ観光客らの姿があった=いずれも葛飾区柴又7で2022年12月6日

 創業250年の川魚料亭「川千家(かわちや)」(葛飾区柴又7)で、伝統技法を用いて同区で生産されている「菊和弘(きくかずひろ)」の刃物を展示販売する特別イベントが開かれている。新型コロナウイルス禍で苦境にある地域を盛り上げたいとの願いを込め、亀有信用金庫(同区)の働きかけで初めて企画した。【千脇康平】

 菊和弘の刃物は江戸時代の日本刀の製法を応用した技法「総火造」により、1000度の炎と鍛冶の金づち裁きのみで作り上げられる。手打ちのため少量生産で、量産品にない切れ味や美しさがある。川千家の板場でも使われているという。

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