特集

第81期名人戦

第81期名人戦七番勝負は、初挑戦の藤井聡太王将が渡辺明名人を破り、4勝1敗で名人位を奪取。最年少名人獲得記録を更新、史上2人目の7冠を達成した。

特集一覧

“羽生世代”A級から姿消す 降級の佐藤康光九段「AIに嫌われる」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
A級順位戦で佐藤天彦九段(右)に敗れ、降級が決まった佐藤康光九段=東京都渋谷区の将棋会館で2023年1月11日、丸山進撮影
A級順位戦で佐藤天彦九段(右)に敗れ、降級が決まった佐藤康光九段=東京都渋谷区の将棋会館で2023年1月11日、丸山進撮影

 東京・千駄ケ谷の将棋会館で11日指された第81期名人戦A級順位戦7回戦で、佐藤康光九段(53)が佐藤天彦九段(34)に敗れて7敗目を喫し、下位2位以内が確定してB級1組への降級が決まった。羽生善治九段(52)を中心に、1990~2010年代に大活躍した“羽生世代”が、佐藤康光九段の降級でついにA級から姿を消すことになった。

 佐藤康光九段は96年度の第55期にA級入りし、10年度(第69期)に一度B級1組に降級したが、1期でA級に復帰。A級には名人在位2期を含めて通算26期在籍した。タイトルは他に王将2期、棋聖6期など計13期獲得し、永世棋聖の資格を持つ。17年2月から日本将棋連盟会長を務めている。

この記事は有料記事です。

残り555文字(全文858文字)

【第81期名人戦】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集