有明海の養殖ノリ「絶望の色」 収穫量激減「必要経費も賄えない」

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網をすくい上げてノリの色落ちを確認する石尾さん(右端)=2023年1月12日午後1時56分、斎藤毅撮影
網をすくい上げてノリの色落ちを確認する石尾さん(右端)=2023年1月12日午後1時56分、斎藤毅撮影

 有明海で今シーズン養殖した秋芽ノリの収穫量が激減したことから、坂本洋介副知事や立憲民主党県連の国会議員らが12日、相次いで有明海のノリ漁場を視察し、色落ち被害などについて漁師らから状況を聞くなどした。

 同党の原口一博衆院議員(佐賀1区)と江口善紀県議はノリ漁師と佐賀市の戸ケ里港を出港し、佐賀空港の沖合約1キロ、約2・5キロ、約4キロにある県有明海漁協南川副支所の漁場を2時間近くかけて回った。

 2日から冷凍網ノリの張り込みが始まっており、漁師が海面から網を上げると、色落ちで黄色くなったノリが姿をみせた。沖合ほど栄養塩が薄く、色落ちがひどいという。

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