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中国発「認知戦」脅威に
IT化が進んだ現代では、サイバーなどの「グレーゾーン」攻撃がより差し迫った安全保障上の脅威となっている。激しい攻撃を受けている台湾の事例は、日本にとっても参考になる。この分野の研究で知られる台北大(台湾)の沈伯洋准教授に、台湾で今何が起きているかを聞いた。【聞き手・田中韻】
――サイバー攻撃の現状は。
◆台湾に対するサイバー攻撃は(中国と対立する民進党の蔡英文政権が発足した)2016年に急増し、その後も増加傾向にある。最も多い時は1カ月に1200万回超の中国由来のサイバー攻撃があった。22年8月のペロシ米下院議長(当時)による台湾訪問で急激に増え、同年10月には、台湾市民の健康保険記録やオンラインでの買い物記録などの個人情報がネット上でさらされていたことが確認された。(パソコンなどの機器に割り…
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