バックカントリーで遭難、相次ぐ 訪日客や行動制限緩和が一因か
毎日新聞
2023/1/16 19:25(最終更新 1/30 10:31)
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北海道内で今冬、雪山での遭難事故が相次いでいる。年末年始(2022年12月20日~23年1月3日)は遭難者が前年同時期の4人から19人と大幅に増加。大半はスキー場のコース外の「バックカントリー」で発生した。道警は新型コロナウイルスの影響による外国人観光客の入国制限措置、国内の行動制限が緩和されたことが背景にあるとみる。コース外は自然の冬山で遭難の可能性が高い。道警はスキー客に注意を呼びかけている。【米山淳】
道警地域企画課によると、年末年始の遭難は19人(12件)で、統計がある1963年季以降で人数、件数ともに最多。新型コロナの影響による行動制限などがあった過去2季の年末年始は7人、4人と1桁で、遭難事故増は制限の緩和が影響したとみられる。
今季の年末年始に遭難した19人のうち16人は、バックカントリーを滑走中。残りの3人は登山中だった。22年10月に外国人観光客の入国制限措置が大幅に緩和されたため、外国人の遭難も目立つ。
スキーが盛んで長い歴史を持つ欧米は、…
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