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格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)の森健明最高経営責任者=CEO=は10日までに共同通信の取材に応じた。各国の新型コロナウイルス対策の緩和が進み、旅客需要が回復していくことへの期待を示す一方、緊張が高まる台湾情勢やビジネス需要縮小を念頭に「環境変化に柔軟に対応できるようにする」と強調した。
ピーチはコロナ拡大に伴って国際線を全面運休していたが、昨年8月に関西―ソウル(仁川)線を再開して以降、順次復便を進めている。12月には関西―バンコク線を開設し、中距離路線に初めて就航した。
森氏は「引き続き国際線の再開には最優先で取り組む。市場があるならば喜んでどんどん飛びたい」と述べた。国内線については「ビジネスが減り、レジャーや親族への訪問で利用が多いピーチの出番が増えるかもしれない」と指摘した。
ピーチは、お得に利用できる代わりに行き先が運次第という「旅くじ」など、一風変わった取り組みが注目を集める。森氏は「認知度はかなり上がった」と手応えを口にした上で「今度は収益の回復を加速することが大事だ」と話した。