桃栗3年、盲導犬は…? ニーズに追いつかない育成

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盲導犬歩行指導員の桑木雄介さんと交差点の前で止まる盲導犬候補犬の「マース」=大阪府富田林市で2022年12月22日、大西岳彦撮影
盲導犬歩行指導員の桑木雄介さんと交差点の前で止まる盲導犬候補犬の「マース」=大阪府富田林市で2022年12月22日、大西岳彦撮影

 「グッド!」。盲導犬を目指す「候補犬」の訓練中、何度もほめる言葉が響いた。頭をなでられた犬もうれしそう。ほめて育てるやり方が現在、主流なのは人間と同じだ。

 「日本ライトハウス盲導犬訓練所」(大阪府千早赤阪村東阪)は盲導犬を育成するための施設で、21頭の犬たちが日々、視覚障害者のパートナーとなるべくトレーニングを積んでいる。山道を上った場所にある訓練所を訪ねた。

 盲導犬は、国家公安委員会の認可を受けた11法人が運営する全国の訓練施設で育成されている。訓練を受けた子犬のうち、実際に視覚障害者と暮らすようになるのは約3割。盲導犬にならなかった犬は介助犬や家庭犬としての道に進む。

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