- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

性的少数者が安心してエンディングを迎えられるように――。墓石や霊園の選択など訪問特化型相談サービスを展開する「供養のカタチ」(大阪市北区)代表の石原千晶さん(42)が中心となり、「LGBTQフレンドリーな葬送ガイドブック」を作成した。支援団体や弁護士、僧侶らが監修。LGBTQカップルが臨終や葬儀、相続などに直面した際、残されたパートナーが困らないように対策や事前準備をしておくことの大切さが書かれている。
石原さんは2019年に起業した。それまで石材会社に勤務していたが「ウエディング業界は同性婚なども進んでいる一方で、エンディング業界ではLGBTQに関してほとんど何も対応していなかった」と振り返る。葬送も結婚と同じく人生の大きな節目なのに、業界内ではあえて積極的に動こうとする人はいなかったという。
ガイドブックでは当事者の体験として、…
この記事は有料記事です。
残り1187文字(全文1559文字)