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コロナ「5類」移行方針に期待と不安 準備期間の短さに都幹部は困惑

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マスクを着用して街を行き交う人たち=東京・銀座で2023年1月20日午後1時半、手塚耕一郎撮影
マスクを着用して街を行き交う人たち=東京・銀座で2023年1月20日午後1時半、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相が今春にも新型コロナウイルスの感染症法上の分類を季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げると表明したことを受け、各地では期待や不安の声が聞かれた。

 引き下げでマスク着用は緩和され、屋内でも原則不要になる見通しだが、現在は屋外でも大半の人がマスク姿で行き交っている。

 20日昼の東京・丸の内。東京都世田谷区の会社員、高瀬和己さん(22)は「営業職なのでマスクを着けていると顧客の表情が分からずやりにくかった。(マスク着用が)緩和の方向になれば仕事もやりやすくなる」と歓迎する。行動制限や待機期間がなくなることについても「さまざまな制限があることで、これまで行動を控えてきた面がある。基準が緩和されたらぜひ海外に行ってみたい」と胸を膨らませた。

 一方、40代の女性会社員(文京区)は「マスクを着けるのが習慣になってしまい、すぐに外すのは抵抗がある。基準を下げるなら政府はウイルスについて安心できるデータを示してほしい」と不安を口にする。現在、会社の感染対策で週3回ほど在宅勤務をしながら、子育てにも励んでいる。「プライベートとの両立の面でも、在宅勤務の推奨はとても助かっていた。春以降、『原則出社』という流れが広まってしまうのではないかと心配し…

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