子どもたちの間のネットいじめ、どう防ぐ 学校現場の取り組みは

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ネットの正しい使い方を児童に教える港島学園の大野暢也教諭=神戸市中央区で2022年12月5日午前9時52分、中田敦子撮影
ネットの正しい使い方を児童に教える港島学園の大野暢也教諭=神戸市中央区で2022年12月5日午前9時52分、中田敦子撮影

 スマートフォンやネット交流サービス(SNS)を通じた「ネットいじめ」が増加している。閉ざされた空間のため被害が表面化しづらく、どう防ぐかが課題となっている。情報モラル教育に力を入れる学校現場を訪ねた。

 「みんな、SNSって聞いたことある? 今日は、どうやったらSNSを気持ちよく使えるかを学びます」。2022年12月上旬、神戸市中央区の市立義務教育学校港島学園で、小学4年生を担当する大野暢也教諭(30)が児童25人に語りかけた。

 同校は、ネットいじめやネット依存対策に力を入れる市指定の「情報モラル指導研究推進校園」。新型コロナウイルスの感染拡大で外出機会が減り、スマホやネット依存が深刻化した2年半前から、小中の各学年で定期的に情報モラルに関する授業を実施してきた。

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