「焼け石に水」「高齢者おぶって」住民が語る出火時の恐怖 神戸火災
毎日新聞
2023/1/22 10:47(最終更新 1/23 04:42)
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22日未明に神戸市兵庫区の集合住宅であった火災。当時、現場で何があったのか。住民が証言した。
3階に住む無職男性(65)はこの日、珍しく夜遅くまで起きていた。ゲームをしていたためだという。すると、火事特有の鼻を刺すような臭いが充満してきた。廊下に出ると、同じ階の住人も部屋から出てきていた。その住人が階下を向いて「火事だ!」と叫び、火災が起きたのだと気付いた。
3階に備え付けの消火器をすぐに持ち出し、外付けの階段を下りて1階へ。到着すると、真っ赤な炎が上がってくるのが見え、恐怖心を抱いた。消火しようとしたが、「焼け石に水のような状態」で火は収まらなかった。その際、別の住人が火の中に入り込み、高齢の住人をおぶって救出するのを見たという。
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