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尾上菊五郎聞き書き/38 判官と勘平 同日に両役つとめるほど得意に

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「忠臣蔵六段目」の菊五郎の早野勘平 2007年2月歌舞伎座=松竹提供
「忠臣蔵六段目」の菊五郎の早野勘平 2007年2月歌舞伎座=松竹提供

 歌舞伎でも屈指の人気演目「仮名手本忠臣蔵」で、菊五郎が得意とするのは塩冶判官と早野勘平である。若き日から繰り返し演じ、同日に両役をつとめることもあった。

 江戸城内で吉良上野介に斬りかかった責めを負って切腹した主君・浅野内匠頭の敵として家臣たちが上野介を討った事件をモデルに、設定を室町時代に移した作品である。

 内匠頭に相当する判官は、祖父の六代菊五郎と父・尾上梅幸の当たり役であった。「発散するところのない重い役です」と話す。

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