小学生から減塩メニュー だしでうまみ引き出す給食導入

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かるしお大作戦が始まった日の給食。減塩メニューは「春菊とさつまいもの天ぷら」(手前左)=大阪府吹田市朝日が丘町の市立片山小で2023年1月17日午後0時25分、三角真理撮影
かるしお大作戦が始まった日の給食。減塩メニューは「春菊とさつまいもの天ぷら」(手前左)=大阪府吹田市朝日が丘町の市立片山小で2023年1月17日午後0時25分、三角真理撮影

 ちょっと薄めな味、わかるかな?――。 大阪府吹田市の市立小学校(全36校)の給食で、おいしさを追求しながら減塩したメニューの導入が始まった。子どものころから適切な食塩摂取に慣れて、将来の生活習慣病予防につなげていくのが狙い。最初の減塩メニューは「春菊とさつまいもの天ぷら」。子どもたちの反応は?

 市と国立循環器病研究センター(同市)の取り組み。名付けて「グルメな減塩! かるしお大作戦」。「かるしお」とは国循がすすめる「塩をかるく使っておいしさを引き出す」という減塩の考え方。それに基づいた病院食を提供してきた実績も持つ。

 市教委保健給食室によると、同市の小学校給食に含まれる食塩相当量はこれまで月平均1食当たり2・3グラムだったが、この取り組みで毎月減塩メニューを増やして同2グラム未満にすることが目標。

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