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保険大手が「もふもふ」に夢中?その意外な理由とは

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日本国内のネコの飼育数は894万6000頭にも上るという=浜松市で、辻本知大撮影
日本国内のネコの飼育数は894万6000頭にも上るという=浜松市で、辻本知大撮影

 急成長するペット保険市場に、保険大手が相次ぎ参入している。中小のペット保険業者からは「過当競争で、採算が取れない」と悲鳴が上がるが、大手には参入するある狙いがあるという。大手を引きつける意外な理由とは?

市場規模は2桁増

 ペットはいまや家族の一員。体調を崩せば、人間と同じように病院で診てもらう飼い主も少なくないだろう。しかし、ペットに健康保険はない。動物病院は自由診療のため、思いもよらない高額の費用がかかってしまうケースもある。

 こうした事態に対応するのがペット保険だ。動物病院での治療費の一部を補償する内容が多く、ペットの年齢が上がるにつれ、保険料も高くなるのが一般的だ。イヌやネコに加え、最近ではウサギやモルモット、インコ、カメなどが対象となる商品もある。

 市場規模も拡大中だ。保険の売上高に当たる収入保険料を見ると、ペット保険市場は2010年度は150億円程度だったが、毎年のように2桁成長。21年度に初めて1000億円を突破した。今後も右肩上がりの成長が期待されている。

厳しい競争環境 破綻する業者も

 ペット保険には、損害保険会社が販売する商品に加え、少額短期保険(ミニ保険)会社が提供する商品もある。ミニ保険は06年の保険業法改正で販売が解禁された。保険金額1000万円以下、契約期間は2年以内という制約があるが、ペット保険には最適ということで関連商品が一気に増えた。ペット保険を扱うミニ保険会社が相次ぎ誕生し、いまではペット保険の2割程度をミニ保険が占めるまでになった。

 市場拡大の一方で、競争環境は厳しさを増している。現在、ペット保険を取り扱っているのは損保会社、ミニ保険会社を含め計16社あるが、…

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