- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

2017年11月に生まれた直後の長男が死亡したのは産婦人科医院の不適切な対応が原因だとして、両親が医院を運営する大阪市都島区の医療法人に約5300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は24日、約5000万円の支払いを命じた。冨上智子裁判長は、助産師が顔色や呼吸の異変を医師に報告しなかったことと死亡との因果関係を認めた。
判決によると、母親は17年11月20日、吸引分娩(ぶんべん)で長男柊ちゃんを出産。出産から4時間半後、血液中の酸素不足による「チアノーゼ」などの症状が出ていたが、助産師は医師に報告しなかった。柊ちゃんは同21日朝、死亡した。冨上裁判長は、医師が報告を受けて診察していれば、別の病院に搬送して高度な救命治療を受けることができ、生存していた可能性が高いと指摘した。一方で、吸引分娩の方法は不適切とは言え…
この記事は有料記事です。
残り79文字(全文444文字)