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学術論文の査読偽装

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 福井大教授が、学術論文の審査(査読)を担った千葉大教授らと協力し、投稿した論文の査読に自ら関与する「査読偽装」を行った。国内では前例がない研究不正で、科学の信頼性を揺るがす行為との指摘もあるにもかかわらず、国の研究不正ガイドラインの対象にはなっていない。どう向き合うべきなのか。

推薦制度の見直し必要 佐藤翔 同志社大准教授

 査読は論文の信頼性を担保するために欠かせない制度だ。その成り立ちは数百年前にさかのぼる。

 学術論文を発表する学術誌は17世紀にはすでにあり、論文を掲載するか否かを編集委員が判断していた。19世紀半ばになると、より専門性が高い他の研究者に無償で意見を聴く査読を行い、掲載に値する内容か判断する学術誌が出始めた。

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