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東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、警視庁が押収した容疑者らが乗っていたとみられる2台のレンタカーのうち1台から、空の段ボール箱3箱や衣類などが見つかったことが捜査関係者への取材で判明した。警視庁調布署捜査本部は、犯人グループが宅配業者を装って住宅に侵入した可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、事件当日に現場周辺で確認された不審なレンタカー2台のうち1台が、昨年12月に中野区で発生した強盗傷害事件に関与したとして今月21日に逮捕された金沢市末町の職業不詳、永田陸人容疑者(21)が乗っていたレンタカーと一致。この車内を調べたところ、段ボール箱や衣類などが見つかったという。
狛江市の事件が発覚した時、大塩さん宅は玄関の鍵が開いており、窓ガラスが割られた形跡はなかった。捜査本部は、犯人グループが宅配業者を装い、インターホンを押すなどして大塩さんに玄関を開けさせて押し入ったと見ている。
また、中野区の事件でも男らは宅配業者を装って侵入しており、捜査本部は関連を調べる。【鈴木拓也、木原真希、岩崎歩】