防衛省「受け身対応を反省」 米軍属事故を「物損」扱い 検証報告

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米軍人・軍属が勤務する米軍経ケ岬通信所=京都府京丹後市丹後町で、塩田敏夫撮影
米軍人・軍属が勤務する米軍経ケ岬通信所=京都府京丹後市丹後町で、塩田敏夫撮影

 米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市丹後町)所属の軍属が起こした人身事故を防衛省が「軽微な物損事故」と京丹後市に報告していた問題で、防衛省は24日、事実経過について検証した結果を中山泰市長に報告した。警察から「物損事故」との情報を得ていたため「けが人はいない」と思い込んだうえ、米軍に詳細な確認をしなかった「受け身の対応」が今回の問題を引き起こしたとしており、再発防止のため近畿中部防衛局内に「交通安全対策推進チーム」(仮称)を発足させたことを明らかにした。【塩田敏夫】

 防衛省はこの日、臨時の「米軍経ケ岬通信所安全・安心対策連絡会」(安安連)を京丹後市役所で開き、茂籠勇人・近畿中部防衛局長が検証結果を説明した。

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