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合同チーム「花園」も出場可能に 少子化で加速する部員不足

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単独チームを編成できない学校の選手による「U18合同チーム東西対抗戦」で突進する西軍の選手(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2023年1月5日、滝川大貴撮影
単独チームを編成できない学校の選手による「U18合同チーム東西対抗戦」で突進する西軍の選手(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2023年1月5日、滝川大貴撮影

 全国高等学校体育連盟は24日、全国高校総合体育大会(インターハイ)の9競技・種目で、複数の学校の部員で構成する「合同チーム」の出場を来年度から認めると発表した。「学校が統廃合される前の2年間に限って合同チームの参加を認める」とした現在の開催基準要項を見直し、部員不足を理由とした合同チームにも門戸を開放する。少子化で加速する部員不足が背景にある。

 サッカー、バスケットボール、バレーボールなどとともに対象となるのが、年末年始に東大阪市花園ラグビー場で開催される「花園」こと全国高校ラグビー大会だ。1チームに15人が必要なラグビーの部員不足は切迫した状況にあり、合同チーム容認に部活動の現場は「モチベーションが上がる」と歓迎する一方、「強化に悪用されないようにしてほしい」との懸念もある。

 今月5日、花園準決勝の前座として、単独チームを編成できなかった高校の選手を選抜した「第15回U18(18歳以下)合同チーム東西対抗戦」が開催された。東軍で出場した池田侑平選手(福島・平工高3年)は「人数が少ない中でも本気で練習に取り組めば可能性が広がることはうれしい」と、合同チームの「花園出場解禁」を巡る議論に期待をにじませていた。

 花園出場14回を誇る平工も今年度の部員は14人。少子化と東日本大震災後の人口減少の影響で、第93回大会(2013年度)を…

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