採点ミス、2年で988件…高校入試でデジタル採点を導入へ 茨城

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デジタル採点を試す教員。設問ごとに正解の一覧が画面に表示される=茨城県那珂市後台の那珂高で2023年1月24日午、木許はるみ撮影 拡大
デジタル採点を試す教員。設問ごとに正解の一覧が画面に表示される=茨城県那珂市後台の那珂高で2023年1月24日午、木許はるみ撮影

 茨城県教育委員会は24日、3月の県立高入試で導入するデジタル採点を公開した。2020~21年度に相次いだ採点ミスを防止するため、選択式問題を自動採点して効率化を図り、記述式も含めて採点結果を確認する時間を確保する。

 県立学校入試では2年間で988件の採点ミスが判明。本来は合格していた4人が不合格になっていた。県教委は22年度入試は多重チェックや選択式問題の増加などでミスを軽減。一方、選択式が増え「表現力が問えなくなっている」として、23年度入試から記述式を増やすことにした。

 変更に伴い、県教委は約787万円で専用ソフトを導入。選択式の解答をOCR(光学的文字認識)でデータ化し、自動採点する。複数の教員がそれぞれ自動採点し、その結果を照合。最終的には解答の原本とも比べる。自動採点によってできた時間は記述式の採点や全体の確認に充てる。

 県教委は22年秋から全校でソフトを体験。那珂市後台の那珂高では24日、教員が模擬問題でソフトを試した。庄司一裕校長は「受験生が安心し臨める態勢をつくりたい」と話していた。

 県立高入試は3月3日に92校1分校で行われる。1月7日の県立中入試で専用ソフトを先行導入したがトラブルはなかったという。【木許はるみ】

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