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菅義偉前首相(74)の言動がにわかに注目を集めている。2021年秋に首相退任後、しばらく沈黙を守ってきたが、この年末年始にかけ防衛費増額を巡る岸田文雄政権の増税方針や、派閥政治に対し苦言を呈する場面が目立つ。「すわ政局か」と思い立ち、発言の真意を尋ねるべく本人を直撃した。
議員会館の応接室で差し向かいになると、菅さんは壁にかかる一枚の写真をおもむろに指さした。「この写真、すごい好きなんです」。見ると、ご自身がウオーキングする様子の写真である。スーツ姿で柔らかな表情が印象的だ。
長年続ける毎朝の日課は、時間にして30~40分。雨の日も傘を差して歩くという健康法だ。「今朝も歩きました」という顔は血色が良く、首相時代より穏やかに見え、お元気そうである。余裕が出てきているんじゃないですかね、と菅さん。やはり国のかじ取り役は激務だったに違いない。
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