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私の社会保障論 ごちゃ混ぜの効用=千葉大予防医学センター教授・近藤克則

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 多様性(ダイバーシティー)という言葉を聞く機会が増えた。「ごちゃ混ぜ」と呼ぶ人もいる。性別、年齢、障がいの有無、人種、性的指向から、キャリアや立場まで幅広い。「誰一人取り残さない」社会をめざす国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」や地域共生社会などもある。企業でも、多様な商品の少量生産にシフトし、労働力人口の減少や激しい環境変化の中で生き残るために、多様性が求められている。

 研究の世界でも、異なる分野の研究者が参加する学際的研究や産官学民という立場が異なる者たちが参加する研究会・学会もある。そこでは、同じ分野の研究者だけが集まるタイプの研究会・学会とは違ったことが学べる。

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