点字毎日 踏切誘導指針を年度内再改定へ 国交省が懇談会で議論
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国土交通省は昨年末開いた懇談会で踏切における視覚障害者の誘導対策について議論した。今後、「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」の更なる改定に向け、作業部会(WG)で改定原案の作成、事例調査を行い、パブリックコメント(意見公募)を実施する。
昨年12月2日に開かれたのは「令和4年度第1回道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会」。座長は、埼玉大大学院理工学研究科の久保田尚(ひさし)教授が務め、委員として、日本視覚障害者団体連合や日本歩行訓練士会などの関係者のほか、バス・タクシー事業者や自治体の関係者らが出席した。
まず、昨年4月の奈良県大和郡山市の踏切での視覚障害者の死亡事故を受け、6月に改定されたガイドラインの概要と踏切道におけるバリアフリー対策の現状が説明された。改定では、積極的な整備を求める内容として、踏切手前部に視覚障害者誘導用ブロックの設置が、望ましい整備内容として、視覚障害者が踏切の外にいると誤認することを回避するため踏切内に表面に凹凸のついた誘導表示などの設置が盛り込まれた。これを受けた対策…
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