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料理のプロの二人が隔週で交互に登場し、共通テーマに沿って自慢のレシピと調理のポイントを説明します。

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ワタナベマキさんのレシピ レンコン鶏団子のセリ鍋

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レンコン鶏団子のセリ鍋=尾籠章裕撮影
レンコン鶏団子のセリ鍋=尾籠章裕撮影

今回のテーマ=鶏鍋を「味変」

豆乳でうどんやそうめんを

 日高さんも鍋にセリを使ったのですね。私もセリ、大好きです。旬のセリは根もおいしいので、捨てずにしっかりいただきたいですね。私の鍋は、1センチ角に切ったレンコンの食感が面白い鶏団子がメイン。レンコンのサイズを守ることがポイントです。ひき肉は白っぽくなって粘りが出るまでしっかり混ぜ、それからレンコンと合わせます。

 鍋に入れるときは、2本のスプーンを使ってみてください。スプーンを1本ずつ両手に持ち、右のスプーンですくったタネを左のスプーンで形を整えながら鍋に入れて。また右ですくって……と何度か繰り返しましょう。ラグビーボールのような楕円(だえん)形で、食べ応えのある鶏団子のできあがりです。

 具材はほかにサツマイモとセリだけ。お好みでキノコ類を足すのもよさそうです。セリは最後に加え、余熱で火を通します。

 シンプルであっさりした鍋を味わった後は、豆乳でクリーミーに味変! 豆乳は煮込んだ後に加え、煮立てないようにします。煮立てると分離して口当たりが悪くなってしまいます。麺はそうめんに代えても合います。アレンジしてお楽しみください。

材料

(2人分)

鶏ももひき肉 200グラム

レンコン 小1節(約120グラム)

長ネギ 1/2本

サツマイモ 1/3本(約150グラム)

セリ 1束(約150グラム)

昆布 3センチ角1枚

酒 50㏄

A

溶き卵 大さじ1

かたくり粉 小さじ1

酒 小さじ1

しょうゆ 小さじ1

塩 小さじ1/3

B

しょうゆ 小さじ2

塩 小さじ1/3

★締めの味変★

作り方

❶鍋に昆布と酒、水500㏄を入れて20分ほどおき、火にかける。煮立つ直前に昆布を取り出す。

❷レンコンは皮付きのまま1センチ角に切り、サッと水にさらして水気をふく。サツマイモは幅2センチの半月切りにする。

❸鶏ひき肉をボウルに入れ、粗みじんに切った長ネギとAを加える。粘りが出るまでよく混ぜ、②のレンコンを加えて混ぜる。

❹①にサツマイモを入れ、③をスプーンですくい形を整えながら加える。アクを除き全体に火が通るまで煮る。

❺Bを加えて混ぜ、食べやすく切ったセリを加えて火を止め、好みで白煎りゴマ(材料外)を振る。(1人前378キロカロリー)

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=来週はイタリアンシェフの日高良実さんが料理を披露します…

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