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奈良交通(本社・奈良市)で広報を務める大川真由子さん(26)=総務人事部=が、路線バスなどの運転に必要な大型2種免許を取得した。人手不足や高齢化が深刻化する輸送業界に、女性が活躍する機会があることを知ってもらうのが目的だ。普段はほとんど車に乗らないが、仕事の合間に学科や実技の教習をこなして試験に合格した。大川さんは「私でも合格できた。運転手を目指す女性の心理的プレッシャーが下がり、入社を後押しできれば」と話している。【村瀬達男】
同社には2022年末時点で1029人が路線バスや観光バスの運転手として勤務しているが、高齢化が進んでいる。女性は20人(30~64歳)で全体の2%に満たない。大型の車は運転が難しかったり、長時間勤務で柔軟な働き方が難しかったりするイメージがあるためだという。そこで業界について知ってもらう“広告塔”になろうと、大型2種免許の取得に挑戦することにした。
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