旧町活性化に生かして 近大高専生が構想提案 名張藤堂家邸跡で、来月7日から展示 /三重

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魅力を感じた建築をデッサンした1年生=三重県名張市の近畿大工業高等専門学校で2023年1月23日午後4時17分、久木田照子撮影
魅力を感じた建築をデッサンした1年生=三重県名張市の近畿大工業高等専門学校で2023年1月23日午後4時17分、久木田照子撮影

 名張市の旧市街地・旧町のまちづくりについて、近畿大工業高等専門学校の学生たちが提案する展示会が2月7~12日、旧町の高台に残る名張藤堂家邸跡(県史跡)で開かれる。旧町の町家を調査する、同校の建築系研究室と市の共同研究の一環。住民との交流施設を兼ねた学生寮を表現した模型や、人気漫画・アニメに登場するようなレトロ建築のデッサンなど、多彩な提案が繰り広げられる。【久木田照子】

 2022年8月に続く2回目。江戸時代に基礎が築かれ、町家が点在し、延長15キロもの水路が張り巡らされた旧町の価値を知ってほしいと、同校都市環境コースの田中和幸准教授(建築史)らが、旧町を歩いて学ぶ課題を設定した。学生は、所有者の高齢化などで町家の維持が難しい問題や、旧町内外の人の交流を生むまちづくり計画などを考えている。

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