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センバツ2023 寒波の中、広陵に「春」(その2止) 強力打線で頂点狙う /広島

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昨秋の中国大会で優勝した広陵の選手たち=広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月6日午後1時36分、安徳祐撮影 拡大
昨秋の中国大会で優勝した広陵の選手たち=広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月6日午後1時36分、安徳祐撮影

 昨秋の中国大会は4試合で36安打37得点で優勝。2大会連続で出場した明治神宮大会でも優勝こそ逃したが3試合で16得点と高い攻撃力を見せつけた。

昨秋の中国大会で得点し、喜ぶ広陵の選手たち=広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月5日午後1時8分、松室花実撮影 拡大
昨秋の中国大会で得点し、喜ぶ広陵の選手たち=広島県尾道市のぶんちゃんしまなみ球場で2022年11月5日午後1時8分、松室花実撮影

 強力打線の軸となったのは田上夏衣(かい)選手(2年)で中国大会では打率5割、5打点と勝負強さを発揮。決勝では本塁打も放った。真鍋慧(けいた)選手(2年)は身長189センチ、体重89キロの恵まれた体から鋭いスイングで長打を放ち、明治神宮大会では2本塁打で観客を沸かせた。

高尾響投手(右)と横川倖投手=広島市安佐南区の広陵高で2022年12月26日午後6時13分、安徳祐撮影 拡大
高尾響投手(右)と横川倖投手=広島市安佐南区の広陵高で2022年12月26日午後6時13分、安徳祐撮影

 投手陣も充実しており、エース左腕の倉重聡投手(2年)は磨き上げた制球力で打たせて取る。変化球を投げ分ける横川倖投手(2年)はチェンジアップを決め球にカーブなどを織り交ぜる。高尾響投手(1年)は中国大会前に疲労骨折した右足が癒えて復調。最速145キロのストレートを武器に甲子園のマウンドを目指す。

坂道を走って足腰を鍛錬する広陵の選手たち=広島市安佐南区の広陵高で2022年12月26日午前9時28分、安徳祐撮影 拡大
坂道を走って足腰を鍛錬する広陵の選手たち=広島市安佐南区の広陵高で2022年12月26日午前9時28分、安徳祐撮影

 明治神宮大会決勝は、2大会連続で大阪桐蔭との対戦となった。一時は5点リードするも中盤に逆転を許し、雪辱を果たせず。センバツ優勝に2回導いた中井哲之監督の指揮の下、小林隼翔主将(2年)は「大阪桐蔭を倒し、日本一を目指す」と闘志を燃やし、選手たちは冬の厳しい鍛錬に励んでいる。


 ◆学校プロフィル

OBに金本さん

 1896年設立の私立高校。1998年に男子校から共学化した。校訓は「質実剛健」。ニュージーランドへの1年間の長期留学で国際感覚の育成に力を注ぐ。国公立大進学を目指す「特別進学コース」や私立大進学などを目指す「総合進学コース」がある。

 硬式野球部は1911年創部。甲子園には春夏通算48回出場し春は3回優勝した。プロ野球・広島と阪神で活躍した金本知憲さんや楽天の吉川雄大選手、オリックスの福田周平選手らを輩出。2022年春には女子硬式野球部も創部した。体操競技部なども強豪。

 22年12月時点の生徒数は1288人(男子774人、女子514人)。広島市安佐南区伴東3の14の1(082・848・1321)。

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