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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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アフリカ諸国と関係深めるロシア プーチン政権の狙いは

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ロシア国旗=ゲッティ
ロシア国旗=ゲッティ

 ウクライナへの侵攻を続けるロシアが、国際的な批判に対応するため、アフリカ諸国との関係強化に力を入れている。ラブロフ露外相は23~26日にアフリカ4カ国を歴訪し、ウクライナ侵攻での自国への支援などを訴えた。ロシアは軍事協力を通じ、アフリカでの影響力拡大も図っている模様だ。

 ラブロフ氏は南アフリカ、エスワティニ、アンゴラ、エリトリアを訪問。ロシアは7月にアフリカ各国首脳を招いたサミットを予定しており、ラブロフ氏は下準備として訪問先の首脳らと意見を交わした。ロシア紙RBKによると、ラブロフ氏は2月にもチュニジアとモーリタニアへの訪問を予定している。

 ロシアの前身であるソ連は欧米諸国に対抗する狙いから、アフリカで積極的に活動していた。だがソ連崩壊後、その影響力を低下させていた。プーチン政権は近年、アフリカ政策に注力しており、2019年に初めてのサミットを開催。今回のサミットでは、食糧の安全保障▽資源の安全保障▽医療▽技術移転――を主要議題に掲げている。

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【ウクライナ侵攻】

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