特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

パンデミックの先に

第8波が一番きつい…コロナ「5類」目前も医療現場の負担ますます

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
防護服を着用し、患者用の車椅子を準備する新型コロナ病棟の看護師ら=水戸市三の丸3の水戸赤十字病院で2022年10月(同院提供)
防護服を着用し、患者用の車椅子を準備する新型コロナ病棟の看護師ら=水戸市三の丸3の水戸赤十字病院で2022年10月(同院提供)

 新型コロナウイルスの感染の波は収まらず、医療機関が逼迫(ひっぱく)している。もともと患者を受け入れる医療機関は限られる中、高齢者が多いため介助が必要で、数字以上の負担が医療現場にかかる。「これまでの波で一番きつい」という悲鳴が上がっている。

ほぼ全てが「逼迫」と回答

 85床の新型コロナウイルス病床を抱える水戸赤十字病院(水戸市)では、防護服を着た看護師が高齢患者の食事の世話に追われている。25日時点で埋まっているのは36床と4割程度だが、ほとんどの患者が高齢で「1人にかける時間が大幅に増えて手いっぱい。これまでの波で一番きつい」と佐藤宏喜院長(65)は吐露する。

 感染拡大で出勤できない職員が増え、執刀医が陽性になった手術を先送りする事態も。8日以降は救急外来の受け入れをかかりつけ患者に限り、2022年7~8月以来、5カ月ぶりに制限した。「救急医療が逼迫し、市民にもしわ寄せが来ている」と佐藤院長は話す。

 茨…

この記事は有料記事です。

残り1941文字(全文2349文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集