ルフィらも? フィリピン入管施設「金さえあれば何でもできた」

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全国で相次ぐ強盗事件などを巡り、指示役とされる「ルフィ」と名乗る人物らが収容されているビクタン入管収容所=フィリピンの首都マニラ近郊で2023年1月28日午後2時16分、石山絵歩撮影
全国で相次ぐ強盗事件などを巡り、指示役とされる「ルフィ」と名乗る人物らが収容されているビクタン入管収容所=フィリピンの首都マニラ近郊で2023年1月28日午後2時16分、石山絵歩撮影

 全国で相次ぐ強盗事件で、「ルフィ」と名乗る指示役の可能性がある4人の日本人がフィリピンの入管施設に拘束されていた。そこから日本にいる実行役に強盗の指示を出していた疑いがある。4人は何者なのか。なぜ、施設でそうした行為が可能なのか。最近まで数年間にわたって同じ施設に収容され、彼らをよく知るという60代の日本人男性が取材に応じ、その実態を明かした。

 4人が拘束されているのは首都マニラにある「ビクタン入管収容所」。施設にいた男性は「職員に金さえ渡せば何でもできた」と当時の生活を振り返る。

 男性によると、建物はワンフロアに8部屋あり、1部屋に4人が暮らす。エアコンはないが、勝手にエアコンを設置してしまう者も少なくない。職員に10万円程度渡せば職員らの部屋に近い、…

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