名門・協栄元会長、大阪の新ジムに 「どん底」から再起のゴング 解雇され、営業の日々から一転

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スパーリングの準備をする亀田和毅選手(左から2人目)と金平桂一郎さん(右端)=大阪市西成区のTMKジムで2023年1月23日午後3時25分、来住哲司撮影
スパーリングの準備をする亀田和毅選手(左から2人目)と金平桂一郎さん(右端)=大阪市西成区のTMKジムで2023年1月23日午後3時25分、来住哲司撮影

 東京の名門ボクシングジムを解雇された元会長が大阪に移り住み、3年ぶりにプロボクシングの世界に戻ってきた。愛着のあるジムを離れた寂しさから一時は「うつ状態」だったというが、気持ちを立て直して新設ジムの会長に。チャンピオン育成だけでなく社会貢献や競技の裾野拡大といった大きな夢を抱き、再起のゴングを自ら鳴らす。

 金平桂一郎さん(57)。「カミソリパンチ」の海老原博幸(故人)、日本人最多となる世界王座13回防衛の具志堅用高、世界3階級制覇の亀田興毅ら国内最多13人の世界王者を生んだ協栄ジム(東京都新宿区)を1959年に創設(当時は金平ジム)した金平正紀元会長(故人)の長男だ。

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